ＦＸでスワップ金利を狙う場合は、長期間保有することが前提となります。

金利の高い豪ドルや南アフリカランドなどを買って、スワップ金利と為替差益の二兎を追うことになります。

こうした高金利国の通貨を買った場合でも、リスクはゼロとはなりません。

スワップ金利を得ようとしても、為替相場の変動のしかたによっては、逆に損失が膨らんでしまうというリスクもあるからです。

例えば、資源が豊富な豪ドルやニュージーランドドルは、高金利であることから日本の投資家にも人気がありますが、これらの国のマーケットは小さいため、大口の注文があった場合は、相場が一方向に動きやすくなってしまう傾向にあります。

往々にして、高金利通貨を持っていると、スワップポイントが得られるという安心感から、相場の変動によって多少の損失を被っていても、また元に戻るだろうという安易な気持ちになってしまいがちです。

しかし、急激な円高に振れてしまうと、蓄積したスワップポイント（金利）が一気に吹き飛んでしまうリスクもありますから注意が必要です。

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